ENVIRONMENTAL SUSTAINABILITY

デルタ航空は、持続可能性と透明性、企業の責任を果たす航空業界のリーダーになるべく全力で取り組んでいます。透明性と企業責任は、デルタ航空の運営および地球の持続可能性戦略においても基礎となるものです。

これらの取り組みの一環として、デルタ航空は企業責任に関する年次レポートを発行しています。このレポートには、デルタ航空の環境維持戦略および持続可能性パフォーマンスに関するデータの記述が含まれます。デルタ航空の環境持続性パフォーマンスの評価基準は、影響を与えると考えられる物質を対象とし、評価基準の説明には前年比を用います。

「デルタ航空では、環境負荷の削減を企業の義務として考えています。私たちは機材の燃料効率を改善することで、当社最大の費用である燃料コストを抑えながら、業務が与える環境負荷を軽減しています。また、透明性の高い運営を目指し、温室効果ガス排出量の検証とCDPへの報告、ダウジョーンズ・サステナビリティ・インデックスのアンケートへの回答を自主的に行っています。環境負荷を完全に緩和することは不可能かもしれませんが、デルタ航空は長期にわたってそのパフォーマンスの改善に努めています。引き続き、環境負荷の削減のためにできることを全力で実践し、この取り組みに従業員やお客様が参加してくださるよう働きかけます」


— ジョン・ラフター、企業安全・セキュリティ・コンプライアンス担当上級副社長

気候変動とエネルギー

  • 気候変動とエネルギー 
    気候変動戦略とエネルギー戦略は、デルタ航空の運営が与える環境負荷を削減する上で、密接に結び付き支え合う関係にあります。デルタ航空の気候変動戦略およびエネルギー戦略に関するその他の情報は、2014年度企業責任に関するレポートをご覧ください。

    気候変動

    2010年、デルタ航空は当社最大の環境負荷である二酸化炭素排出に取り組むため、気候変動戦略および二酸化炭素排出量削減に関する方針を打ち立てました。この戦略および方針では、当社の気候変動リスクの測定、管理、教育の方法について規定しています。

    また、気候変動に関する社内での取り組みや、地域、連邦および世界各国の政策課題における扱いについても言及しています。

    気候変動への積極的な取り組みの一環として、デルタ航空は毎年、気候変動戦略を後押しする活動項目を設定しています。これらの活動は、Executive Environmental Leadership Council(EELC)により承認されたものです。気候変動戦略を後押しするデルタの主要な年間活動項目は、以下の通りです:

    • 二酸化炭素排出量の報告および管理(気候レジストリの任意規格、欧州連合排出量取引制度および米国環境保護庁の第五章の順守の強制規格)
    • 地域、州、世界各国の規定/ベストプラクティスに関連する、業界および業界団体との関わり
    • 温室効果ガス排出および気候変動における、お客様と従業員への働きかけと教育
    • 気候問題に関する効率的で効果的な解決方法を考えるにあたり、気候エネルギーソリューション・センター開催の企業環境リーダーシップ会議(フォーチュン500社のトップ企業に加えて)との提携
    • EELCに承認された活動。これらの活動は結果として、燃料効率の改善、2020年以降のカーボンニュートラル普及活動、温室効果ガス排出量の絶対的削減を通して、気候変動における大規模産業の短期、中期、長期的な目標達成を後押しします。
    気候変動目標
    2014年度燃料効率の改善目標

    IATA*の業界の目標と足並みを揃え、2009年から2020年までの間に、機材の燃料効率を毎年平均1.5パーセント改善します。

    2014年度燃料効率目標の進捗:順調

    2014年、デルタ航空は引き続き、2013年の効率から前年比1.93パーセントを改善しました。しかし、このような前年比にも関わらず、デルタ航空の燃料効率は2009年以降平均1.23パーセントとなっておりIATAの目標に到達していません。

    1.5パーセントの目標を達成するため、2015年はさらなる燃料節約が必要とされています。

    気候変動目標
    2014年度カーボンニュートラル普及活動と排出量の絶対的削減の目標

    IATAの業界の目標と足並みを揃え、2020年をベースラインとして航空機の正味のCO2排出量を安定させ、2050年までに航空機の正味の排出量を2005年の50パーセントまで削減します。

    2014年度カーボンニュートラル普及活動目標の進捗:達成

    IATA目標である2020年に先立ち、デルタ航空はカーボンニュートラル普及活動における排出量のベースラインを2012年に設定し、カーボン市場の経験を積むことを決断しました。2014年は、第一歩として燃料効率に集中して取り組み、その後カーボンオフセットを購入してカーボンニュートラル普及活動を達成します。


    2014年度温室効果ガス排出量の絶対的削減目標の進捗:順調

    2005年以降、デルタ航空は、共同の機材、ネットワーク、燃料、およびすべての運航における燃料節約を通じて、二酸化炭素総排出量を16パーセント削減してきました。しかしながら、スコープ1からスコープ3の排出量を合わせると、総排出量は2013年に増加し始めています。2015年、デルタ航空は温室効果ガス総排出量を管理するための戦略を引き続き模索します。

    二酸化炭素排出量緩和

    二酸化炭素排出量緩和

    カーボン・ウォー・ルームとの提携

    2014年、デルタ航空は低炭素のジェット燃料の生産を世界に広めるため、サー・リチャード・ブランソン氏が設立した非営利団体カーボン・ウォー・ルームとの提携を公式に開始しました。デルタ航空とカーボン・ウォー・ルームは、安全で持続可能かつ、再生可能な燃料供給の開発により、航空業界の高品質なジェット燃料の入手を促進し、価格変動と業界全体の二酸化炭素排出量を減らし、ますます増加する環境配慮型のお客様のニーズに答えることに同意しました。


    二酸化炭素排出への取り組み - ザ・ネイチャー・コンサーバンシー

    デルタ航空は、小さな行動がやがて大きな結果に結びつくことを知っています。ザ・ネイチャー・コンサーバンシーとの提携により、デルタ航空のお客様はあらゆるフライトの二酸化炭素排出をオフセットすることができます。ザ・ネイチャー・コンサーバンシーは森林再生および保護プロジェクトに注力しています。カーボンオフセットプログラムを通じて保護される平均的な木は、その一生の間に最大7.5トンのCO2を隔離することになります。これに比べて、ニューヨークとロンドン間を飛行機で往復すると、乗客1名あたり約1トンのCO2を排出します。

    A carbon calculator can be found at ja.delta.com/co2 that allows passengers to enter their flight itineraries, view the carbon emissions associated with each part of their trip, and offset to the project of their choice:ベリーズ北西のリオ・ブラボー・クライメイト・アクション・プロジェクト、チリ南部の沿岸地域のザ・ヴァルディヴィアン・コースタル・リザーブ・プロジェクト、またはバージニア州南西部のクリンチ・バレー・コンサベーション・フォレストリー・プログラム。2014年には、デルタ空港、お客様および従業員により、3,910トンの二酸化炭素排出がオフセットされました。各保護プロジェクトの詳細については、2014年度企業責任に関するレポートをご覧ください。


    エネルギー

    当社の二酸化炭素総排出量の98.6パーセント以上を占める燃料消費量の管理に加え、デルタ航空は保有施設内の電力によるスコープ2の排出を削減するため、建物内のエネルギー消費量に注目してきました。ベースラインの2013年から10パーセントのエネルギーを削減するストレッチ目標を、アトランタ本社にあるすべての保有施設に採用しました。2014年には、建物管理の向上、人感センサーの適切な場所への導入、従業員の取り組みキャンペーンの実施により、アトランタ本社のエネルギー消費量は3.9パーセント減少しました。

    建物の築年数と、コスト効率の観点でエネルギー供給の軽減戦略を進める必要性から、アトランタ本社の2015年のエネルギー効率目標は5パーセントに変更されました。これらの目標に関して、2015年のエネルギー削減目標の達成に向け、照明の配線や部品の改装工事、建物管理システムのさらなる向上、施設内のエアハンドリングユニットへの可変周波数駆動導入を行いました。

    エネルギー目標
    2014年度エネルギー効率目標

    2014年、保有施設および運営施設のエネルギー使用削減について10パーセントというストレッチ目標が設定されました。

    2014年度エネルギー効率目標の進捗:要改善

    2014年、様々な建物管理の向上により、デルタ航空はベースラインの2013年に対して3.9パーセントのエネルギー削減を達成しました。2015年、削減の達成における困難を取り払うべく、デルタ航空が影響を及ぼすことができる保有施設および運営施設の境界を詳細に定義しました。これにより、さらなる削減のため運営の再評価が可能となります。一歩前進し、デルタ航空の新たな目標は前年比5パーセントの改善に再設定されました。さらに、ベター・ビルディング・チャレンジの取り組みも開始しました。

  • 環境コンプライアンス

    デルタ航空は、環境負荷を最小限に抑え、環境的に持続可能な方法で運営を行う責任があると考えています。私たちは航空業界の最低要件であるすべての環境法および規定の順守に全力を尽くしてきました。政府規則が存在しないため、デルタ航空は航空業界のベストプラクティスが定義する環境に配慮した方法で運営を行っています。

    コンプライアンスを確実に守る方法の一つが、環境パフォーマンス目標の設定です。さらに、デルタ航空では月毎および四半期毎に、各部門がその進捗を管理し、責任者に報告します。そして、この年次レポートにおいて、お客様や外部の出資者に情報を積極的に共有します。

    コンプライアンス目標
    2014年度流出防止目標

    2014年、デルタ航空は各部門ごとに以下の流出防止目標を設定します:空港カスタマーサービス(目標 = 60)、企業不動産(目標 = 3)、安全、健康、環境管理(目標 = 0)、テクニカルオペレーション(目標 = 6)。

    2014年度流出防止目標の進捗:順調

    2014年、デルタ航空は2013年と比較して、クラスIおよび報告すべき流出の件数がわずかに増加しています。しかしながら、これは燃料配送システムに関連する流出4件が主な原因となっています。流出の報告期間が以前の暦年1月~12月から、9月1日~8月31日に変更されたため、クラスIおよびIIの2015年の流出目標は81件に再設定されました。

    コンプライアンス目標
    2014年度大気環境目標

    デルタ航空は、大気質の継続的な観察と改善に関する目標を設定しています。拠点単位で、デルタ航空の運営の影響を受ける州、町、群、地区の規定を順守することに注力しています。

    2014年度大気環境目標の進捗:順調

    2014年末、デルタ航空は移動汚染源に関するすべての設備規則に従い、将来を見越した(2015年以降)一酸化炭素(CO)、窒素酸化物(NOx)、粒子状物質(PM)、二酸化硫黄(SO2)、揮発性有機化合物(VOC)の排出量目標および基準を率先して達成しています。

  • 廃棄物

    デルタ航空は、運営により様々な形式の廃棄物を排出しています。これらの廃棄物は多岐にわたる環境負荷を与え、必要な取り扱い方法がそれぞれ異なります。当社の廃棄物には、リサイクル可能なもの、リサイクル不能でごみ処理場に廃棄する必要があるもの、地域、州、連邦が定める規則に従って処理する必要がある危険物などがあります。


    デルタ航空は、廃棄物転用、再利用、廃棄物再生処理プログラム、危険物排出量の削減など、様々な方法によりすべての廃棄物を最小限に抑える努力をしています。廃棄物を最小限にする取り組みに加えて、当社の運営によって生まれる危険物を適切に取り扱い処分するよう努めてきました。デルタ航空の廃棄物に関するその他の情報は、2014年度企業責任に関するレポートをご覧ください。

    廃棄物目標
    2014年度廃棄物削減目標

    2014年、デルタ航空は危険物、ごみ処理場に送る廃棄物、リサイクル可能な廃棄物の削減に関し、前年比の改善を目標に設定しました。

    2014年度廃棄物削減目標の進捗:順調

    2014年、危険物はシステム全体で2013年から14パーセント減少しました。機内リサイクルプログラムによるリサイクルの量は、実施する町の数が33に増えたことで、2013年から6.8パーセント増加しました。アトランタ本社の従業員のリサイクルへの取り組みにより、廃棄物は2013年の356トンから2014年の334トンと減り、6パーセント減少しました。2013年の危険物以外の廃棄物は、システム全体で27パーセント増加しました。しかし結果的には2014年末までに、デルタ航空は12,640ポンドの救命胴衣、65,000ポンドのカーペット、7,973トンの革製座席カバーをアップサイクリングにより革新的に転用しました。

    リサイクルによる廃棄物転用

    機内でのリサイクル

    デルタ航空の定評ある機内シングルストリーム・リサイクルプログラムは現在、米国内33ヵ所と海外1ヵ所で行われています。

    リサイクル施設のあるステーションに到着する国内便では、飛行中にプラスチック、アルミ、紙などのシングルストリームの廃棄物が客室乗務員によって回収され、指定のバッグに入れられます。フライトが到着すると、リサイクル可能な廃棄物が入ったバッグは機内サービス係に回収され、特定地域にあるリサイクルコンテナに輸送されます。シングルストリーム・リサイクルに加えて、デルタが提携する機内食施設では、飲み物のワゴンに残った空き缶やペットボトルのリサイクルを行っています。

    2007年から2014年の間、デルタ航空は機内リサイクルプログラムにより、米国内のごみ処理場に送られる廃棄物から合計1,000万ポンド近くを転用してきました。アトランタ本社では、アトランタ行きフライトの機内リサイクルによる払い戻しを、デルタ航空のForce for Global Goodを通じてハビタット・フォー・ヒューマニティに寄付しました。2007年から2014年の払い戻しの合計金額は600,000ドル以上にものぼり、デルタ航空システム内の米国内都市にハビタット・フォー・ヒューマニティの建物6つを建設するのに使用されました。

    リサイクルによる廃棄物転用

    廃棄物転用イノベーション

     
    アップサイクリング

    デルタ航空は、様々な業者やパートナーと関係を構築し、廃棄物の革新的な転用や環境負荷の削減、古い廃棄物に新たな命を吹き込む取り組みを行ってきました。こうした革新的な転用プログラムもまた、デルタ航空が社会と環境における責任を果たすことに寄与しています。革新的な転用の一例として、アップサイクリングがあります。アップサイクリングは、寿命を迎えた物を別の製品に変え、新たな命を与えることで、製品の生産に必要となる新しい資材の量を減らす取り組みです。

    2014年末までに、デルタ航空はアップサイクリングを通じて、250ポンドの安全ベスト、12,640ポンドの救命胴衣、65,000ポンドのカーペット、7,973トンの革製座席カバーを廃棄物から革新的に転用しました。

    廃棄物転用イノベーション
    リルームと使用済みの安全ベスト

    使用済みの安全ベストはリルームの織り手によって第二の命を与えられます。リルームとは、
    ホームレスや低所得者向けに、アップサイクルとなったものを使用して新しい独自の製品を織る訓練を行う、アトランタ拠点のプログラムです。このプログラムでデルタ航空が提供した救命胴衣は、タブレットケースやパスポートカバーやクラッチなどに作り変えられます。全製品は一般向けに販売されています。商売を学ぶことに加え、織り手たちは安定した収入と医療保障を受けることができます。

    2014年末までに、250ポンドの安全ベストがアップサイクルされています。

     
    スカイバッグズと革製座席カバー

    デルタ航空は持続的なアップサイクリングを行う企業スカイバッグズと提携し、当社の航空機に使用された座席カバーに第二の命を吹き込んでいます。座席カバーをアップサイクリングして新たな製品に生まれ変わらせることで、新しい材料を生産するために必要なエネルギーや水の量を削減し、自然資源の世界的な保護を後押ししています。

    2014年末までに、7,973ポンドの革がスカイバッグズの新たな革製品にアップサイクルされました。
    製品

     
    新たな事業

    使用済みの救命胴衣は、バッグやトート、エプロンとして第二の命が与えられます。この新事業は、障害のある若者や大人に対し、仕事ベースの訓練や技術を供給するアトランタ拠点のプログラムです。

    2014年末までに、8,000、12,640ポンドの救命胴衣がアップサイクルされました。

  • 機内リサイクルプログラム
    Water

    世界中の地域社会で、毎年数十億の人々が水不足による被害を受けています。水はデルタ航空の運営に関係する資源ではありませんが、当社が運営する拠点や施設において、社内取り組みが水利用に与える影響や、世界の水保全に貢献する方法を理解するよう努めています。

    デルタ航空は現在、アトランタ本社やミネソタのテクニカルオペレーションにおける実際の水利用量を計測しています。当社が支払いや管理に直接関与しない施設や拠点に対し、さらなる水使用が予想されています。デルタ航空以外が管理する施設とは主に、第三者が所有し経営する空港のスペースを指します。デルタ航空が直接の支払いを担う水使用は全体で、当社の水消費量の約37パーセントを占めています。2013年から2014年にかけて、デルタ航空が直接の支払いを担う水使用は、2013年の合計に比べ約3パーセント、つまり600万ガロン増加しています。

    デルタ航空以外が管理する施設で予測される水利用量に関して、乗客や従業員の水利用を見積もるため、米国グリーンビル協会(USGBC)の試算器を使用することを決めました。

    水利用目標
    2014年度水利用削減目標

    2014年、デルタ航空は水利用量削減について前年比の改善を目指します。

    2014年度水利用量削減目標:要改善

    デルタ航空以外が管理する施設については水使用量の見積もりを引き続き報告し、デルタ航空が所有し管理する施設については2013年をベースラインとして、前年比の削減目標に取り組みます。2014年、当社の運営がさらに拡大にしたことで、デルタ航空が所有し管理する施設での水利用が3パーセント増加しました。

  • デルタ航空のカーボンオフセットに関する報告および開示
    企業責任に関するレポート

    View our current and previous Corporate Responsibility Reports.

     

    CDP

    CDP の投資家およびサプライヤーアンケートに対するデルタ航空の年次回答集は、CDP ウェブサイトでご覧いただけます。

    ダウジョーンズ・サステナビリティ・インデックス

    デルタ航空は、ダウジョーンズ・グローバル総合株式市場指標(Dow Jones Global Total Stock Market Index)に含まれる米国およびカナダの大手企業600社から選ばれたトップ20% のうち唯一の航空会社として、2年連続でダウジョーンズ・サステナビリティ・インデックス(北米)に加えられました。

    環境政策

    二酸化炭素排出量削減に関する方針