コミュニティとのつながり

地域社会への貢献を通じて世界をつなぐ


私たちには世界をつなぐ使命があります。その使命はまず、デルタ航空の従業員が生活し、仕事をし、貢献する地域社会から始まります。地球とそこに暮らす人々のために時間と資源を投資することで、その使命を果たすことができます。たとえば、より公平で健康的な地域づくりのための植樹や、歴史的に不利な立場に置かれた人々が航空教育を受けられるようにすること、子どもたちが安全に遊べるようにすること、災害時の動員などに取り組んでいます。地域社会への貢献は、デルタ航空の基本理念であり、その文化は100年近くにわたり続いていますが、私たちはまだ始まったばかりです。
植樹をするデルタ航空の従業員 植樹をするデルタ航空の従業員

環境

デルタ航空は、地域社会とのパートナーシップと企業のサステナビリティにおける目標を通じて、世界的な気候変動に対処しながら、持続可能で住みやすい地域社会を育てています。都市部の緑を増やすための植樹から、より公平で健康的な地域社会の実現、リサイクルされたプラスチックやオイルをハビタット・フォー・ヒューマニティの住宅12戸分の資金に変えた機内リサイクルプログラムまで、デルタ航空はより持続可能な地球をつくるために取り組んでいます。  

植樹面積が広がることで、より公平な地域社会を実現 

米国において、有色人種は自然の乏しい地域で暮らす可能性が3倍高く、黒人が多く住む地域は、同じ都市の他の地域と比べてより暑い地域である傾向があります。デルタ航空は、ツリーズ・アトランタとセントラル・アトランタ・プログレスが作成した「ダウンタウン植樹計画」の立ち上げを支援するため、シードパートナーを務めました。この取り組みは、10年間で8,000本の木を植えることで、アトランタのダウンタウンにおける樹木の緑面積を2倍に増やすことを目的としています。デルタ航空の従業員は、ボストン、デトロイト、ロサンゼルス、マイアミ、ミネアポリス・セントポール、ニューヨークシティ、ソルトレイクシティ、シアトルでも同様の植林活動を率先して行い、より健康的で公平な地域社会の実現に向けて、全国的に貢献しています。   

環境パートナーシップの取り組み

  • デルタ航空のハブ空港地域および米国内の対象市場における植樹と緑のパートナー
  • 国連が掲げる「持続可能な開発目標」を2030年までに達成するため、グローバル・シチズンに1,400万ドルを寄付
  • 16エーカー(約6.5ヘクタール)あるアトランタのクック・パークを都市部の緑豊かな緑地へ大きく変えるため、100万ドルを寄付

公平性

歴史的に不利な立場にある人々の経済的機会を増やし、次世代のアクセス格差を埋めるために活動する団体と提携することで、デルタ航空はより公平な世界を追求しています。デルタ航空の取り組みは、学位取得の障壁となる経済的な重圧と闘う学生を支援するための緊急支援助成金の提供から、全ての米国人が福利厚生の整った、生活賃金を得られる仕事に就くためのプログラムの支援まで、多岐にわたります。

 

HBCUの学生の未来を応援

認可されている歴史的黒人大学(HBCU)は、毎年300,000人以上の学生を受け入れていますが、低所得で、両親が大学を出ていない学生など、大学を卒業できないリスクが高い学生も多くいます。デルタ航空はUNCFとパートナーシップを組み、高等教育を求めるHBCUの学生や有色人種の学生のための資金を集める支援を行っています。2023年、デルタ航空はUNCFで最も栄誉ある賞「キーパー・オブ・ザ・フレーム賞(Keeper of the Flame Award)」を受賞しました。この賞は、デルタ航空のUNCFとの献身的なパートナーシップの成功を記念するもので、デルタ航空は特にHBCUの学生を支援するUNCFのプログラムに、約580万ドルを寄付しました。 

公平性パートナーシップの取り組み

  • 学位取得の障壁となる経済的な重圧と闘う立場の弱い学生を支援するために、資金援助として160万ドルをUNCFに寄付
  • OneTenの創立パートナーとして、10年間100万人の黒人が家族を支える職に就けるよう支援
  • デルタ航空は、マーティン・ルーサー・キング牧師やアンドリュー・J・ヤング大使、ジョン・ルイス下院議員、C.T.ビビアン牧師、ジョセフ・ローリー牧師、ホセア・ウィリアムズ牧師、シェルノナ・クレイトン氏、ハンク・アーロン氏を称えて設立された団体や取り組みに貢献し、公民権時代の象徴であるこれらの人々の活動を継続しています

2人のプログラム参加者と一緒に操縦室にいる女性パイロット 2人のプログラム参加者と一緒に操縦室にいる女性パイロット

教育

デルタ航空は、世界で100以上の教育機関と提携し、未来の従業員やお客様、そして地域社会に対して、目的を持って世界に羽ばたくために必要なスキルと経験を提供しています。学生に金融知識や就職準備を提供するカリキュラムや、従来の学習の境界を押し広げる再構成された授業体験を通じて、デルタ航空は将来の人材パイプラインを再構築しています。  

高校教育の再編成

実社会の課題が変化し続ける中、新しい教育モデルでは、関連性が高く、体験的であり、信頼性の高いカリキュラムを通じて学生を教育することが求められています。デルタ航空は、3DE初期サポーターの1社として、11の州で51校の公立高校の生徒がこの新しい学習方法を利用でき、教室の壁を越えて生活するための準備ができるよう支援しています。 

教育パートナーシップの取り組み

  • 金融知識や就職準備の指導、起業家育成を行うため、5大陸にまたがる30のジュニア・アチーブメント支部をサポート
  • 実社会をより反映した教育の再編成のため、11州の公立高校で行われる51の3DEプログラムを支援
  • 若者の航空業界およびSTEM(科学技術、工学、数学)キャリアへの関心を高めるため、ナショナル・フライト・アカデミーに2,300人分以上の奨学金を支給 

総合的なウェルネスサポート

デルタ航空はこのような非営利団体との提携を通じて、身体的、精神的、経済的、社会的など、あらゆる面での健康を育み、地域社会の人々が輝かしい未来と豊かな生活を送れるようにすることを目指しています。デルタ航空の従業員は、献血を通じて命の贈り物を届けるために袖をまくり、より健康的かつ公平な地域社会を推進するために住宅や遊び場を建設し、金融指導を提供することで全ての人が安定した豊かな未来を手に入れられるよう、サポートを行っています。

フライト・ミュージアム・ドライブで献血をするデルタ航空の従業員 フライト・ミュージアム・ドライブで献血をするデルタ航空の従業員

80年以上にわたるデルタ航空とアメリカ赤十字のパートナーシップ 

デルタ航空とアメリカ赤十字は、第二次世界大戦中の1941年に初めて提携し、デルタ航空にとって最長期間継続している非営利パートナーです。2023年の会計年度(2022年7月01日~2023年6月01日)において、デルタ航空の従業員、退職者、およびお客様は、全国72か所で348回の献血活動を行い、15,053本の血液を提供しました。この活動により、デルタ航空は6年連続全米で1番の献血スポンサー企業としての座を維持しています(下記参照)。また、年次被災者支援プログラム(Annual Disaster Giving Program)の会員として100万ドル規模の支援を行っています。デルタ航空は、世界中の差し迫った人道的危機に対してさらなる支援を行い、災害に直面している地域に資金援助と資源の提供を行っています。 

ウェルネスパートナーシップの取り組み

  • 1995年以降、ハビタット・フォー・ヒューマニティと連携して、13か国で283戸の住宅の建設や再建を支援しました
  • 3大陸にわたる21のフードバンクのサポート
  • 全米最大の草の根精神保健機関である米国精神障害者家族連合会のサポート
  • デルタ航空は、13のチルドレンズ・ミラクル・ネットワーク・ホスピタルズに加え、セントジュード小児研究病院メイヨー・クリニック小児センターなど、米国有数の病院を支援

その他の主な社会貢献活動


当社の募金活動


BCRF

2005年からこれまでに、デルタ航空の従業員とお客様は、乳がん研究財団に2,400万ドル以上の募金を寄付しました。2023年のキャンペーンでは300万ドルという記録的な募金金額を集めています。10月の乳がん啓発月間の開始にあたり、象徴的なデルタ航空のピンク塗装機で、150人以上の乳がんを克服した従業員を乗せた「ブレスト・キャンサー・ワン」サバイバーフライトを運航しました。 

コヴナント・ハウス

デルタ航空は、9つの施設のスポンサーシップを通して、コヴナント・ハウスを支援しています。毎年、全米のデルタ航空の従業員は、ホームレスの若者たちとともに一晩を過ごすコヴナント・ハウスの「スリープ・アウト」に参加しています。参加できない場合は募金活動に協力しています。

ユナイテッドウェイ

毎年、デルタ航空は従業員、お客様、企業からの支援とともにユナイテッドウェイをサポートしています。デルタ航空のシニアリーダーの100パーセントがユナイテッドウェイへの寄付に参加しています。2023年は、デルタ航空の従業員によって180万ドルの募金が集まりました。 

American Cancer Society

2023年、デルタ航空は米国がん協会とパートナーシップを結んで、21年目を迎えました。この21年間で、従業員による数々の草の根活動を通じて2,000万ドル近くの募金を集めています。デルタ航空による「リレー・フォー・ライフ」や「ジェット・ドラッグ」のイベントでは、合わせて8,500人以上が参加し、合計115万ドルの寄付金を集めました。 

ポインツ・オブ・ライト財団の「シヴィック50(Civic 50)」受賞のエンブレム ポインツ・オブ・ライト財団の「シヴィック50(Civic 50)」受賞のエンブレム

ポインツ・オブ・ライト財団の「産業部門リーダー(Industrials Sector Lead)」&「シヴィック50(Civic 50)」に選出

デルタ航空は、ポインツ・オブ・ライト財団から米国内で最もコミュニティを重視している企業50社に与えられる「シヴィック50(The Civic 50)」に、7年連続で選出されました。ポインツ・オブ・ライト財団は、世界最大規模のボランティア組織です。2024年、デルタ航空は再びその50社に名を連ねた唯一の航空会社となりました。 

赤十字による献血スポンサー企業No.1エンブレム 赤十字による献血スポンサー企業No.1エンブレム

2018年以来、アメリカ赤十字の献血スポンサー企業No.1を維持

命の贈り物である献血活動に対するデルタ航空の確固とした取り組みにより、デルタ航空は6年連続でアメリカ赤十字の献血スポンサー企業第1位に選ばれました。2023年の会計年度(会計年度末6月30日)には、デルタ航空の従業員、退職者、お客様によって、15,053本の血液を提供するという記録を残しています。 

デルタ航空ならではの活動:人道支援


世界各地で人材、パートナーシップ、機材を活用して、国際社会で必要な人道的支援を行っています。

災害救援

ハワイの山火事やハリケーン・イアンとフィオナ、トルコとシリアで発生した地震など、デルタ航空は国際社会における国家規模の災害に迅速に対応しています。

ウクライナ支援

デルタ航空は、ウクライナでの人道的救援活動を支援するため、アメリカ赤十字と国際赤十字の活動に100万ドルを寄付しました。デルタ航空のお客様によってさらに100万ドルの募金を集めています。

地震救援

2023年2月初旬にトルコ南東部を襲ったマグニチュード7.8の壊滅的な大地震を受けて、デルタ航空はトルコとシリアを支援するため、アメリカ赤十字に100,000ドルを寄付しました。

最新情報


デルタ航空は、地域コミュニティと協力して遊び場の不平等をなくし、子どもたちがデザインした遊び場を建設するというKABOOM!の目標を支援できることに誇りを持っています。遊び場を建設することにより、成長する機会を奪われがちな子どもたちに喜びを与え、地域の一員であるという意識を育てることができます。
デルタ航空は、危険な状態にある若者を保護するカサ・アリアンサ・メヒコの避難所でサービスを提供しました。この目に見える形でのコミットメントは、デルタ航空の従業員が生活し、働き、貢献する地域社会において、デルタ航空が強力なパートナーとなることを後押ししています。
今年の皆既日食においてデルタ航空は、この貴重な瞬間、珍しい眺めを体験できる特別フライトを2便運航し、多くの人の視線を空に集めました。また、このフライトでは一組のカップルに一生の思い出を贈ることもできました。

報告


デルタ航空による人と地球への取り組み

デルタ航空は地域社会への貢献だけでなく、あらゆる活動において、地球とそこに住む人々にとって良い取り組みを行っていくことをお約束いたします。最新のESGレポートでは、グローバルな変化の担い手になるというデルタ航空の意図や、サステナビリティ、多様性、公平性、一体性に対するデルタ航空の取り組みについてご覧いただけます。