北京行きフライト


 

中華人民共和国の首都は、豊かな歴史と文化を持つ魅惑的な街です。かつてPekingという英語表記で知られていた北京(現在の英語表記はBeijing)は、3,000年以上もの歴史を誇る街ですが、実はそれよりはるか以前から先住民が暮らしていたことがわかっています。この街で700,000年も前の人間の骨が発見され、北京原人と名付けられました。

北京は、世界で最も人口の多い都市の1つで、2,100万人以上が暮らしています。ここでは、2008年に夏季オリンピックが開催され、2022年には冬季オリンピックが開催される予定です。この街の美しい新旧の建築物は、世界的に有名です。観光客を対象にツアーが開催され、壮観な紫禁城や広々とした天安門広場、壮大な万里の長城を巡ることができます。 

北京の人々の暮らしを詳しく知りたいという方には、彼らの暮らしを垣間見ることができる、細い路地が入り組んだ昔ながらの胡同がお勧めです。ここでは、個人の住居や庭園、作業場、店、公衆浴場などを見て回ることができます。

ただし、北京へのご旅行の際は、大気汚染対策を講じるようお願いいたします。大気汚染レベルはその日の天候に左右されるので、お出かけ前に必ず確認するようにしてください。大気状況の良い日は庭園や寺院など屋外でのアクティビティを、大気状況の悪い日は博物館など屋内でのアクティビティをお勧めいたします。

北京国際空港(PEK)には、デルタ航空をはじめ、国内線・国際線を運航する70社以上の航空会社が就航しています。北京の中心地から18マイル(29キロ)北東に位置する当空港には、3つのターミナルがあります。ターミナル間の移動には、各ターミナルを結ぶシャトルバスサービスをご利用ください。ターミナル1とターミナル2は歩行者用通路でも結ばれており、徒歩10分で移動できます。

規模が最も小さいのは、ターミナル1です。こちらのターミナルには、KFCやスターバックスなどのファストフード店とコーヒーショップが数店舗あります。ターミナル2は、3階建てです。1階に到着ロビー、2階に出発ロビーがあり、3階にはレストランやバー、免税店などのショップがあります。レストランには、アカシア・デリ・カフェやハイネケン、アーバン・フード・マーケットなどがあります。2008年にオープンした4階建てのターミナル3は、世界最大級の空港ターミナルの1つとされています。こちらのターミナルには、味千ラーメンをはじめ、グルメ・ヌードル・ハウスやクリスタル・ジェイド・キッチンなどのレストランがあります。

  • タクシー乗り場は、ターミナル1の1階外、ターミナル2の到着ロビー外1階、ターミナル3の地階外にあります。
  • タクシーをご利用になる際は、目的地を中国語で書いたもの、または目的地を示した地図をご用意ください。タクシー運転手がメーターを使用していることを確認してください。
  • 3つのターミナルからは、北京駅や北京の中心部にある西単など市内のさまざまな目的地までシャトルバスが運行しています。紫禁城は、西単から歩いてすぐのところにあります。
  • シャトルバス乗り場は、ターミナル1の1階外西側、ターミナル2の到着ロビー外、ターミナル3の1階外にあります。
  • 北京エアポートエクスプレスは、3つのターミナルからご乗車可能で、地下鉄2号線、13号線、オリンピック線に接続しています。

紫禁城の観光には、丸一日予定しておくことをお勧めします。90棟もの宮殿と広さ178エーカーの中庭からなるこの大規模な建築物群は、北京の中心部に位置しています。1400年代初期の明朝時代に建設された紫禁城には、絵画や陶磁器、翡翠などの歴史を物語る工芸品や芸術作品の見事なコレクションが展示されています。

その紫禁城の入り口を出てすぐのところには、歩行者専用でありながら世界最大の公共広場である天安門広場が広がっています。ここには、毛沢東が眠る毛主席紀念堂と、数千年の歴史を誇る珍しい工芸品の数々を所蔵する中国国家博物館があります。

清朝の時代に建てられた頤和園は、古典様式の中国風の建築と庭園のデザインを施した庭園建築や湖、宮殿が魅力の庭園です。

大山子芸術区(DAD)とも呼ばれる789芸術区は、毛沢東時代に建設された軍事工場の跡地です。今では最新のギャラリーやスタジオ、ブティック、レストラン、バーなど多彩な施設が軒を連ね、アーティストやデザイナー、グルメ家たちが集まる流行スポットになっています。

万里の長城は、3王朝にわたって築かれた中国北部を東西に走る長い城壁です。北京に近い長城はほとんどが改築されているおかげで観光客が歩きやすくなっていますが、場所によっては建築当時のままで保存状態が悪く、通行禁止になっているところもあります。

 

ビュー・ホテル・ホウハイは、1950年代に合同庁舎があった后海ほとりの敷地に佇む、洗練されたモダンな高級ホテルです。80室の客室を擁し、室内にはミニマルなデザイン要素を取り入れ、印象的な照明が設置されています。一部の客室には、バスタブが用意されています。館内には、后海を一望できるルーフトップバーや、DJブースを備えたプールなどがあります。

もう少し標準的でお手頃価格のホテルをお探しの方には、オーキッド ホテルがお勧めです。客室数わずか10室のブティックホテルで、一部の客室は、鼓楼と鐘楼を一望できるプライベートテラスを備えています。ホテルから歩いてすぐのところには、サービスが充実した、胡同スタイルのプライベートレジデンスが数戸あります。当ホテルでは、美味しい朝食をお召し上がりいただけるほか、中東料理が楽しめる珍しいレストランもあります。

節約志向の方には、北京の中心地にほど近いグレイスランドヤード ホテルがお勧めです。500年の歴史を誇る寺院の跡地に建てられた、客室8室のみのこじんまりとした素朴なホテルです。客室は、禅僧をテーマにしたシンプルかつ伝統的なデザインが魅力です。館内にレストランはありませんが、ホテルからほど近い胡同エリアで、美味しいお食事をご堪能ください。

北京には四季があり、1年を通して温かく温暖な気候が特徴です。春と秋はわずか2ヶ月ほどと短く、反対に夏と冬が長く続きます。

最も寒い時期は12月から2月で、平均最低気温は華氏20度台前半、平均最高気温は華氏50度台です。最も暑い時期は6月から8月で、平均最高気温は華氏100度台前半、平均最低気温は華氏75度前後です。

北京の年間平均降水量は25インチで、そのほとんどが主に7月と8月の夏に降ります。春といえば砂嵐の季節です。また、北京では滅多に雪は降りません。天候の面では、秋が北京旅行のベストシーズンとされます。