リッチモンドの歴史を学ぶには、その思想と建築においてアメリカ建国の父とされるトーマス・ジェファーソンが設計した公共建築を見て回るのがいいでしょう。リッチモンドの歴史を学ぶには、大学都市として有名なリッチモンドには、リッチモンド大学およびバージニア・コモンウェルス大学などをはじめとする多くの大学があり、この街に絶え間なく進歩的なアイデアを吹き込んでいます。ですから、ここに一流の美術館があるのも頷けます。収蔵されているコレクションだけでなく、地域社会との関わりに重点をおいているという意味においても素晴らしい美術館です。クワークのようなアートギャラリーでは、折衷的なアートやギフトの新鮮な視点を提供しているほか、モダン・リッチモンド・ツアーなどのプログラムではこの街の現代建築やデザインに焦点を当てています。
ここでは、芸術や歴史は身近に感じられます。すべての人々の関わりによって成り立っています。たとえばトレデガーにあるアメリカ南北戦争センターでは、南北戦争を北軍、南部連合、アフリカ系アメリカ人といった観点から捉えています。より小さい規模では、街に広がるファーマーズマーケットのネットワークが地元有機農産物の理念を促進し、すべての人々にとって身近なものにしました。