サステナビリティ
デルタ航空のカーボンニュートラルに向けた活動は今始まったばかりです
デルタ航空は、より良い世界の創造を目指して手を取り合い、サステナビリティに取り組んでいます。デルタ航空は今後10年間で10億ドルを投じ、グローバルビジネスを展開していく中で発生するすべての排出ガス量を軽減する予定です。この投資はイノベーションの推進、大気汚染を防止する旅行技術の向上、二酸化炭素の排出量と廃棄物の削減、持続可能な未来の実現に向けた新プロジェクトの確立に充てられます。
「旅行には人々をつなぐ絶大な力があり、現代を生きる私たちにこれまで以上に欠かせないものとなっています。グローバル企業である当社にとって、世界中のお客様をつなぎ、かつ環境に最大限配慮することは重要な責務です」
– デルタ航空CEO、エド・バスティアン
– デルタ航空CEO、エド・バスティアン
デルタ航空はこれらの取り組みの中で、排出ガス量の削減と除去、投資家のエンゲージメントに特に力を入れています。
私たちは自主的に温室効果ガス排出量を2012年レベルに制限する最初で唯一の米系航空会社であるだけでなく、2019年には80を超える新たな航空機を追加して、旧式の航空機よりも25パーセントも燃料効率に優れた航空機へと機材を更新することを目指しています。このように、デルタ航空はより持続可能な空の旅を実現するための多年にわたる取り組みに着手しています。デルタ航空では、自社のコミットメントの一環として、業界のイノベーターと提携を行い、持続可能な航空燃料の開発と生産を進めています。
新型コロナウイルスの影響により運航していない機材を駐機しておく必要があるため、デルタ航空はB-777、MD-88、MD-90などの効率性の低い一部機材を計画より前倒しで撤退させることにいたしました。

明るい未来をめざした飛行の変革
ジェット燃料はカーボンフットプリントの最大の排出源であることから、当社責任者は、排出量の削減および環境への影響を管理する取り組みに注力しています。
燃料効率に優れた機材の導入
当社では、地球資源を最大限に活用でき、最高レベルの耐久年数と持続可能性を誇る機材の導入に取り組んでいます。昨年は、従来のモデルより25%燃料効率に優れた、最新型A220を含む新型機材を88機導入しました。
カーボンオフセットで排出ガス量を削減
カーボンオフセットにより、大気中の二酸化炭素排出量を削減します。これにより、地球温暖化と気候変動の最大原因である温室効果ガス排出量レベルを引き下げます。当社のカーボンオフセットプログラムは様々なプロジェクトを直接的に支援しています。なかでも、コンサベーション・コースト、新しいウィンドウが開きますでは54,000ヘクタール規模の保全活動を行い、地域社会の持続可能な生活を実現しています。
フライトをオフセット
お客様は当社のパートナーとして、森林保護や地域社会の支援プロジェクトを通じて、ご自身のフライトによる環境への影響をオフセットすることができます。
代替燃料で持続可能な未来を実現
燃料効率の改善とカーボンニュートラルの普及だけでは、世界規模の気候変動リスクに十分対処できません。次なるステップとして、当社ではバイオ燃料の使用とカーボンオフセットにより、A321機によるカーボンニュートラルなデリバリーフライトを20本実施しています。
気候変動への取り組み
燃料効率に優れた機材
今後年をかけ段階的に、燃料効率の悪い従来の機材を燃料効率に優れた新型モデル機に移行していきます。
カーボンニュートラルの普及
2012年より、当社は1,400万を超えるカーボンオフセットを積極的に購入し、カーボンニュートラルの普及を推進しています。
排出ガス量の削減
2005年より、地上支援用電気自動車の配備や燃料効率性の改善を通して、排出ガス量を9%削減しています。当社の目標は、2050年までに排出ガス量を半分に削減することです。
環境への影響を抑え環境を改善
当社はあらゆる角度から廃棄物取扱業務を継続的に見直し、ごみ処理場に送る廃棄物を最小限に抑え、資源を再利用・リサイクルできる機会を見出しています。
使い捨てプラスチックの使用を削減
2019年に、使い捨てプラスチック製品(コーヒー類のマドラー、ナイフやフォーク類、ストロー、アメニティキットの包み)の使用を廃止し、再利用や堆肥化が可能な代替品を導入しました。これにより、毎年3万ポンド(13.6トン)のプラスチック廃棄物が削減されます。
リサイクル可能な資源の活用
2007年より、機内で廃棄されるごみから300万ポンド(1,360トン)以上のアルミニウムをリサイクルしてきました。これはボーイング747型22機分に相当する量です。さらに、リサイクルによって生まれた収益は、ハビタット・フォー・ヒューマニティを通じて建設した家屋12軒の建設資金に充てられました。
古い制服に新たな命を
2018年5月に当社の制服が一新され、100万着を超える古い制服がその役目を終えました。当社はこれらをごみとして廃棄しないために、一企業による米国史上最大規模の繊維製品転用プログラムに着手しました。本プログラムでは、衣類を必要としている人に寄付したり、生地や使用済みのレザーシートを特注製品に使用するアップサイクルや、残材を家の断熱材やペットの寝具に転用するダウンサイクルを行いました。
廃棄物削減の取り組み
プラスチック廃棄物の削減
機内やデルタ スカイクラブで使用する消耗品に環境にやさしい材料を使い、プラスチック廃棄物を年間30万ポンド削減しています。
機内および地上でのリサイクルプログラム
機内や地上でのリサイクルプログラムにより、2019年だけで1,220トンの廃棄物が再活用されています。
スカイクラブの廃棄物ゼロに向けた取り組み
MSP、SEA、SFOのスカイクラブでは、ごみの90%を削減する廃棄物ゼロに向けた取り組みとして、梱包材のリサイクル、生ごみの堆肥化、環境に配慮した食器類の提供を行っています。
ニュースフィード
デルタ航空のサステナビリティ活動をすべてご覧いただけます。
報告
注:デルタ航空の企業責任に関するレポート(CRR)は2009年より発行しています。2017年以前のCRRをご覧になりたい場合は、sustainability@delta.comまでお問い合わせください。