ペットの輸送に関する要件および制限事項
ペットはお客様の大切な家族の一員です。ペットを安全かつ確実に輸送するため、ペットの健康状態、ケージ、天候に関する下記の要件をご確認ください。
デルタ航空では、ペットを受託手荷物としてお預かりできません。旅客機の客室内には、引き続き許可されたペットをお連れいただけます。米国内のペットの輸送については、デルタカーゴにて貨物としてお預かりすることもできます。オプションを見る。
詳細
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保健衛生上の要件
ペットを連れてご旅行される際は、お手続きをスムースに進めていただくため、下記のガイドラインに従ってください。
健康証明書
航空貨物として輸送されるペットおよび受託手荷物としてお連れになるすべてのペットには健康診断書が必要です。目的地の州によっては、ペットの健康診断書の提示が求められる場合もあります。かかりつけの獣医、米国農務省新しいウィンドウが開きますまたは目的地の農務省にて、さらに詳しい情報をご確認いただけます。
健康診断書は、獣医が輸送から起算してさかのぼり 10 日以内に発行したものでなければならず、次の事項を含む必要があります:
- ペットの送り主の氏名および住所
- 鑑札などに記載されている動物に付与された登録番号
- 輸送される動物の年齢:USDAの規定では、国内線の場合、生後10週間以上経っており、旅行前に完全に離乳していること、他国から米国への入国の場合、生後16週間以上経っていること、ヨーロッパ地域のご旅行の場合、生後15週間以上経っていることが条件となっています。
- 健康状態が良好な旨を明示した証明書(ペットが妊娠していることを送り主がご存知の場合は、健康診断書にその旨を記載してください)
- 該当する場合は、受けた予防接種等のリスト
- 獣医の署名
- 診断書の日付
動物チェックリスト/餌の与え方の確認
ペットをお預けいただく際、動物チェックリストへの記入が必要です。チェックリストに署名することにより、チェックイン時刻の4時間以内にペットにエサと水を与えたことを認めたものとみなされます。チェックリストには、24時間にわたる餌と水の与え方の指示を記入していただく必要もあります。輸送中にエサやりが必要な場合は、エサをご準備いただく必要があります。
精神安定剤
ペット専用の精神安定剤のご使用には飛行中予期せぬ事態も考えられます。使用される場合は獣医の書面による同意が必要となります。この書類はケージに必ず添付してください。デルタ航空は医薬品等の管理はいたしかねますのでご了承ください。
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ケージに関する必要条件
客室内へお連れになるペット
ペットを機内へお連れになる際のケージはソフトタイプ、ハードタイプどちらの場合も、最低2面に通気性があり、水などが漏れないような作りである必要があります。ケージはデルタ航空発券カウンターではお取り扱いしておりません。多くのペット用品店で販売しておりますのでそちらでお求めください。機材の座席下の寸法をご確認になり、ケージの寸法がご搭乗の機材およびご搭乗クラスの座席下の寸法を超えないようにご注意ください。
受託手荷物としてお預けになるペット(米軍関係者/米国国務省海外勤務職員のみ。
詳細についてはペットの輸送についてのページをご覧ください)ペットを受託手荷物として輸送する場合は、認可を受けたペット用輸送ケージを使用し、米国農務省(USDA)のガイドラインに従って輸送する必要があります。ケージは動物の頭が天井につかずに立ち座りでき、振り返るまたは横になるといった動作が自然な形でできるスペースが十分にあるものとします。
このようなケージは、ほとんどのデルタカーゴ事業所や多くのペットショップでご購入またはご予約いただけます。ペットケージをデルタ航空から購入されたい場合は、旅行日に必要とするサイズのペットケージの有無について事前に現地の貨物施設にお問合せください。
動物福祉法および国際航空運送協会の動物取り扱い規定により、ケージはすべて天地が正しい状態で搭載されることが義務付けられています。
また、USDA(米国農務省)ではケージに関して次のように規定しています:
- 堅いプラスチック、木製、金属、または同様の強度を持つ素材で作られたもの、また頑丈な屋根がついているものであること。厚紙やダンボールのケージは認められません。
- 車輪が付いている場合は取り外しができるもの、もしくは車輪を固定できるもの。
- ドアの他、3ヶ所の側面に換気用の窓が備わっているもの。ドアには施錠をしないようにしてください。
- 持ち運ぶ際に、傾けたり動物と直接接触したりする必要のないように、ケージの外側にハンドル等がついているもの。
- 緊急時に開けられるよう、鍵をかけることなく確実にドアが閉まる構造のもの。
- 「Live Animal」(生きている動物)と書かれたラベル(文字の大きさ1インチ以上)が、上部および少なくとも側面の1ヶ所に貼ってあること。
- ケージの上下を示すラベルが貼ってあること(このラベルはデルタカーゴでもご用意しています)。
- 糞尿等を吸収できるよう細かく刻まれた紙またはタオル等が敷かれていること。
- ケージ内部に2つの容器(餌用1つと水用1つ)が固定されていること。また、ドアを開けずに外側から届くようにしてあること。
- 餌を与える必要がある場合、餌の与え方の指示が記入されていること。指示書は、送り主および受取人の情報も添えてケージ上部に貼付してください。
次の表にて、ケージのサイズ、費用、ケージが適合する航空機の機種をご案内いたします。ケージの費用には別途税金が課されます。また、この金額は随時変更される場合があります。
ケージに関する必要条件一覧 ケージの種類
外側の寸法
(インチ)
ケージの重量
ケージの費用
機材
SML/100 シリーズ
21 x 15 x 16
6 ポンド
75.00ドル
すべてのデルタ航空機*
MED/200 シリーズ
27 x 20 x 19
12 ポンド
90.00ドル
すべてのデルタ航空機*
MED/300 シリーズ
32 x 22 x 23
18 ポンド
125.00ドル
すべてのデルタ航空機*
LRG/400 シリーズ
36 x 24 x 26
24 ポンド
145.00ドル
すべてのデルタ航空機*
XLG/500 シリーズ
40 x 27 x 30
31 ポンド
160.00ドル
767-300-300ER-400ER、A330-200、717-200、CRJ-200-700-900、ERJ-145-170-175を除くすべてのデルタ航空機*
GIANT/700 シリーズ(貨物のみ対応)
48 x 32 x 35
51 ポンド
250.00ドル
737-700-800-900, 767-300-300ER-400ER, A330-200, MD-88, 717-200, CRJ-200-700-900, ERJ-145-170-175型機を除くすべてのデルタ航空機*
*料金はデルタ航空の機材にのみ適用されます。デルタ・コネクション航空会社での旅行の場合はデルタ航空予約センターまでお問合せください。
使用が禁止/制限されているケージ
- 全体が溶接網、金網、柳等の枝編み、厚紙、壊れやすい材料で作られているケージ
- 開口部が上部についたケージ
- ボルトやナットなどの金具なしで、プラスチック製の前面ドアや側面ラッチで上部と下部を固定する構造のケージ
爬虫類、両生類、および水槽
爬虫類、両生類および魚類の輸送は航空貨物による取り扱いのみです。輸送はIATA(国際運送協会)の動物規定が定める容器に関する必要条件に従うものとします。
蛇以外の爬虫類は木製、プラスチック製またはダンボール素材でできている容器に入れて管理してください。この部類のうち、航空貨物としてお預けいただける動物には以下の種類が含まれます(ただし必ずしもこれに限定されるものではありません):
- カイマンワニ
- カメレオン
- 蛙
- ヤモリ
- イグアナ
- トカゲ
- イモリ
- サンショウウオ
- ヒキガエル
お客様をはじめ、デルタ航空職員の安全のため、生きた蛇を輸送用コンテナから取り出すことは禁止されています。
ケージのラベル
すべてのケージには下記に挙げる項目の表示が必要です。お客様がお持ちのケージが輸送許可を受けた場合、ケージに貼付する必要のあるラベル等を提供いたします。
- 動物チェックリスト(餌や水の与え方の指示を含む)
- 「Live Animal」(生きている動物)と書かれたラベル
- ケージの上下を示すラベル
- 「Wild Animal」(野生動物)と書かれたラベル(該当する場合)
貨物として輸送されるペット
ペットを航空貨物として輸送する場合は、認可を受けたペット用輸送ケージを使用し、米国農務省(USDA)のガイドラインに従って輸送する必要があります。条件につきましてはデルタカーゴ新しいウィンドウが開きますのサイトをご確認ください。
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天候に関する要件
輸送中のペットの安全を確保するため、デルタ航空では、ペットの輸送に関して下記の通り季節による制限を定めています。
通年の制限
ペットの輸送中に通過する各地点(出発地 / 経由地 / 目的地)において下記の気温が予想されている場合、デルタ航空では動物を受託手荷物として輸送することはできません:(この気温制限に例外は認められません)
- 華氏10度(摂氏-12度)を下回る場合
- 華氏85度(摂氏29.4度)を上回る場合
デルタ航空では、動物の健康状態が懸念される場合や動物の健康が極度に悪化し危険を伴うと予想される場合、その動物を受託手荷物または貨物として輸送することをお断りする権利を有します。
- デルタ航空では今後、リベリア、コスタリカ(LIR)で生きている動物を受託手荷物として受け付けません。
夏期のペット輸送制限 - 5月 15~9月 15
- デルタ航空およびアエロメヒコ航空の運航便では、ペットは受託手荷物としてお預かりできません。
- ペットを貨物として輸送することが可能な場合があります。年間の気温に関する制限について下記をご参照ください。
冬季のペット輸送制限 - 11月 01~3月 31
- 上記期間中、アイダホ州サンバレー (SUN)、アイダホ州ツインフォールズ (TWF) あるいはワイオミング州ジャクソンホール (JAC) 間のフライトでは、動物を受託手荷物としてお預かりすることはできません。
生きた鳥類についての気候に関する追加規定生きた鳥類
通常室内に保管されるペットとしての鳥、熱帯鳥は、予定の旅程上のいずれかの時点において、気温が華氏 50 度/摂氏 10 度を下回ると、生命に危険な状態となります。気温が華氏 50 度(摂氏 10 度)から華氏 20 度(摂氏 -6.7 度)の場合、鳥類の輸送は、送り主が責任を負うことを了承した上で行うこととします。順応診断書(certificate of acclimation )は必要 ありません。
生きた野性の鳥類は、下記の場合を除き、輸送できません:
- 送り主、または送り主の代理人が、航空貨物運送状に添付された送り主のレターヘッドの書面にて、輸送される鳥類が飼育下または特別な飼育場で生まれた、もしくは育てられたこと、あるいはその鳥類が動物園、野生生物保護区域、政府の野生生物保護機関へ、もしくはそのような場所から輸送中であることを保証する場合。
- 輸送はデルタ航空のローカルサービスのみに制限されます。
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ペットの品種による制限
デルタ航空では、しし鼻品種の犬や猫を受託手荷物としてお預かりすることはできません。一部の品種は、ペットファーストにより貨物としての輸送が認められることがあります。
ペットの品種による制限 しし鼻品種の犬
しし鼻品種の猫
アメリカンブルドッグ
アメリカンスタッフォードシャーテリア
アメリカンピットブルテリア
ボストンテリア
ボクサー
ブリュッセルグリフォン
ブルドッグ*
チャイニーズパグ
チャウチャウ
ダッチパグ
イングリッシュブルドッグ
イングリッシュトイスパニエル
フレンチブルドッグラサアプソ
日本ボクサー犬
日本パグ犬
日本スパニエル(狆)
マスティフ(全種)
ペキニーズ
ピットブル
パグ
シャーペイ
シーズー
スタッフォードシャーブルテリア
チベタンスパニエルバーミーズ
エキゾチック
ヒマラヤン
ペルシャ -
機材制限
ファーストクラス/デルタ・ワン/ビジネスクラスの制限事項
国際線区間のファーストクラス / デルタ・ワン / ビジネスクラスの客室においてはスペースが限られておりますので、機材の種類に関わらず、ペットをお連れいただくことはできません。
767機材制限
デルタが運航する 767 型機では、動物を受託手荷物または貨物としてお預かりすることは一切できません。 この制限事項はすべての乗客に適用され、例外は認められません。機材に関する詳細はこちらをご覧ください。その他制限事項が適用されます。
エアバス 330-200 型機の制限
デルタ航空が運航するA330-200型機では、動物を受託手荷物または貨物としてお預かりすることは一切できません。この制限事項はすべての乗客に適用され、例外は認められません。機材に関する詳細はこちらをご覧ください。その他の制限が適用される場合があります。
フラットベッドシート制限
一部のファーストクラス、ビジネスまたはデルタ・ワンの客室には、ペットをお連れいただくことはできません。機材に関する詳細はこちらをご覧ください。その他制限事項が適用されます。
関連リンク