シカゴ行きフライト


 

ミシガン湖の湖畔に佇む「風の街シカゴ」。その愛称の由来となった風を感じながら、観光客にも地元の人にも愛される美しい景色をご満喫ください。風光明媚なシカゴは、さまざまな映画や小説などの舞台にもなっています。映画『フェリスはある朝突然に』を観たことのある人なら、シカゴ美術館、リグレー・フィールド、ウィリスタワー(旧シアーズタワー)などの名所をご覧になったことでしょう。全米で3番目に人口の多いシカゴがアメリカで最も多様性のある街のひとつであることは言うまでもありません。そして特に興味深いのは、住人の多くがこの街の多くの地区を築き上げた移民の影響を強く受けていることです。ベトナム、タイ、ラオス、メキシコ、プエルトリコ、アイルランド、ポーランド、韓国など様々な文化がそれぞれこの街にニュアンスを与え、独自の文化を生み出しました。

シカゴはまた、『The Jungle』や『The House on Mango Street』 、『The Lazarus Project』といった小説の舞台にもなっています。そしてブロードウェイの最も有名なミュージカルの題材としても知られています。お食事や文化、スポーツ、エンターテイメントの好みがどんなものでも、シカゴでは誰もが楽しい時間を過ごすことができます。

 

飛行機でシカゴへお越しになる場合、到着空港の選択肢は2つあります。シカゴ市内にはシカゴ・オヘアとシカゴ・ミッドウェーの2つの国際空港があり、前者が主要空港、後者がその補助的な役割を担っています。

かつてオヘア空港は、その出発便と旅客数により世界トップクラスの空港に名を連ねており、構内には多くのレストランやカフェ、バー、テイクアウトショップなどがあります。また、専門店や免税店、スパサービスも充実しています。

ミッドウェー空港でも、ゆっくり座って楽しむ食事や手軽なファストフードなど、バラエティ豊かなお食事をお楽しみいただけます。シカゴならではの商品を取り扱っているショップも多数あり、シカゴを発つ直前でもお土産を選ぶことができます。ゆっくりとくつろぎたい時は、無料のヨガルームを予約してヨガや瞑想を楽しむこともできます。

シカゴ・オヘア国際空港(ORD)
シカゴ ミッドウェー国際空港(MDW)

  • オヘアおよびミッドウェーの両空港とも、シカゴ市内に位置しています。ミッドウェーはシカゴの南西部、ループ(シカゴのダウンタウンのビジネス街)から8マイル(13キロメートル)のところにあります。オヘアは市の中心から少し離れた北西部にあり、ループからは約17マイル(27キロメートル)です。
  • 両空港から市街地へはシカゴ交通局の「Lトレイン」で簡単にアクセスできます。オヘア空港では、ターミナル2の下階にあるブルーラインの駅から、ミッドウェー空港では、Midway Transportation Center(ミッドウェー交通センター)のターミナル棟のすぐ東側にあるオレンジラインの駅からご乗車ください。
  • オヘア空港からはシカゴの通勤鉄道「Metra(メトラ)」に乗り継ぐこともできます。メトラに乗るには、オヘア・トランスファー(O’Hare Transfer)駅行きのシャトルバスにご乗車ください。
  • 両空港ではタクシー、リムジンサービス、レンタカーもご利用いただけます。

音楽

シカゴの文化の中で最も良く知られているのがジャズです。アンディズ・ジャズ・クラブやキングストン・マインズといった地元のジャズクラブで、唸るように吹くトランペットの音色やサックスの生き生きとしたリズムに浸ってみてはいかがでしょう。全てを一か所で聴きたいのなら、レイバー・デーの週末に開催される、シカゴ・ジャズ・フェスティバルの期間中にシカゴを訪れてください。オルタナティブミュージックがお好きなら、7月のピッチフォーク・ミュージック・フェスティバルや8月のロラパルーザに行くための旅の計画はもうお済みでしょうか。

美術館・博物館

シカゴには数多くの美術館・博物館があります。シェッド水族館を訪ねて、米国有数の設備を誇る海洋博物館を体験しましょう。オーシャナリウムと複層式のワイルドリーフは楽しくてためになる展示です。

4つあるシカゴ美術館の建物をできる限り訪ねてみましょう。その後はシカゴ科学産業博物館で、驚きの体験を。見所は炭鉱夫のシュミレーションができる炭鉱ツアーや本物のダイヤモンドで作られた小さなシャンデリアを備えた巨大なフェアリー・キャッスルなどです。

レストラン

シカゴがグルメの街であることはすぐにわかるでしょう。ピッツェリア・ウノやルー・マルナティといった名店のディープ・ディッシュ・ピザをおいて、シカゴを象徴するような料理は他にありません。シカゴのチャイナタウンは本格的です。デボンアベニューのインド料理とケジーアベニューのペルシャ料理は絶賛されています。リトルイタリー、グリークタウン、ポーランド人街など、訪れるべき所はまだまだあります。

おいしいビールもいたるところで楽しめます。サンフランシスコに次いで、シカゴは一人当たりのバーの数が最も多い都市です。

建築

シカゴにはこれまでに多くの実験的かつ革新的な建築物が建てられてきました。103階に床がガラス張りになったバルコニーがあるウィリスタワーや、1920年代に建てられた高層のリグレー ビルディング、凱旋門を模した6階建ての建物が印象的なシカゴ シアターなど、シカゴは名建築の宝庫です。ボート、自転車、トローリー、セグウェイ、そして徒歩など、お好きな移動手段で建築物を巡るツアーもあります。

シカゴのホテルシーンはとてもホットです。事実、客室数ではニューヨークに次いで第2位です。その時の気分やご興味、ご予算に合った宿泊先が簡単に見つかるでしょう。

英国王室、米国大統領、そしてキング・オブ・クール、ジェームズ・ディーンも宿泊した、かの有名なドレーク・ホテルでのご滞在はいかがですか。ミシガンアベニューの湖側に位置し、ホテルの北側に面した客室から見渡す湖の眺望にはご予算以上の価値があることは間違いありません。1920年代のホテルが建ち並ぶ人気のこのエリアは、高級感溢れ、ゴージャスな雰囲気に包まれていますが、客室はゆっくりとくつろげる造りとなっています。パームコートで毎日開催されるアフタヌーンティーもぜひお試しください。

もう少しカジュアルな雰囲気をお望みなら、中心街の北に位置するアップタウンエリアにあるゲストハウス・ホテルがお勧めです。かつてのコンドミニアム25棟をスタイリッシュなスイートに改装し、フルキッチン、プライベートバルコニーのほか、洗濯乾燥機も完備しています。

市内の都会的でおしゃれな雰囲気を味わいたい方には、Wシカゴ・シティセンターはいかがでしょう。同ホテルは、ウィリスタワー、ミレニアムパーク、ショッピング街マグニフィセント・マイルからわずか数ブロックのループ地区に位置し、優美で近代的な客室とスイートを備えています。

シカゴへのご旅行を計画される前に、現地の気候を知っておくことをお勧めします。シカゴの夏は暑く湿度が高い一方で、冬は寒冷で雪が多く、日差しはあまりありません。7月の平均気温は華氏76度(摂氏24度)前後ですが、華氏90度(摂氏32度)以上となることも珍しくありません。冬季、1月の一般的な最高気温は(そう、最高気温が)零下です。シカゴへのご旅行は、過ごしやすい気温で湿気も少ない春と秋が概して良い時期でしょう。